瀬戸内の夏、彩る光絵巻 第61回さかいで大橋まつり、11日開催 海上花火5000発
香川県坂出市の真夏の祭典「第61回さかいで大橋まつり」(坂出まつり協賛会主催)は11日、坂出港沖を打ち上げ地点に「海上花火大会」が開かれる。午後8時から約30分間、ライトアップした瀬戸大橋を背景に、約5千発の花火が競演。音楽やレーザー光線とともに、5部構成の豪華な「光絵巻」が繰り広げられる。
今年の大橋まつりは、これまでの主会場だったJR坂出駅前(同市元町)で再開発工事が進んでいることや、猛暑を考慮して開催時期を来年から5月に前倒しすること(花火大会は8月開催)を踏まえて、目玉の「総おどり」や「太鼓台競演」を休止。開催日程を3日間から1日に変更し、例年フィナーレを飾る海上花火大会のみとした。
開催規模を絞った分、花火の打ち上げ数は例年より千発増加。1~5部でそれぞれ発数を増やした。5テーマに分かれ、見どころが続く各部の中でも、第5部は大玉20連発、光のシャワーのように降り注ぐ「冠(かむろ)花火」など豪華な内容で、最後は迫力の「大空中ナイアガラ」で締めくくる。
今回はまた、坂出港沖約300メートルの打ち上げ地点から近い中央埠頭(ふとう)会場に初の有料観覧席を設置。7月にペア席(6千円)、4人用のテーブル席(2万円)を計200席分売り出し、20日間ほどで完売した。周辺にスポンサー席も設ける。
坂出市によると、花火大会の来場者数は昨年から5千人増の約6万人を見込んでいる。当日は周辺の交通渋滞や会場での大混雑が予想され、交通規制が行われる。
各部の見どころ
第1部~楽園への誘い~
ヤシの木をモチーフにした花火がバリバリと音を立てながら開いていく「バリバリ椰子(やし)花火」が中心。第1、3、5部は、レーザーや音楽とのコラボレーションで行われる。
第2部~型物花火~
音楽とともに、さまざまな物をかたどった花火が次々と打ち上がる。
第3部~日本伝統花火菊牡丹(きくぼたん)~
どこから見ても丸く開く「菊」「牡丹」がメイン。江戸時代から連綿と続く伝統的な日本花火を楽しめる。
第4部~和火(わび)の世界~
日本古来の花火の色とされる「和火」。身近では、線香花火が散らす赤褐色の光が代表的だ。音楽に彩られながら夜空を焦がす火に、茶道のわびさびに通じる色合いを感じてみては。
第5部~大玉競演そして大空中ナイアガラ~
約10分間にわたる特大のスターマインがフィナーレを飾る。4号玉、5号玉の「時間差発光花火」や「グラデーション花火」に始まり、続くのは20連発の「大玉競演」。冠花火では鮮やかな「銀冠(かむろ)」、荘厳な「錦冠」が堪能でき、全幅約250メートル、最高到達点約450メートル超の大空中ナイアガラで華々しく閉幕する。
会場周辺、交通規制 午後6時~9時半ごろまで
海上花火大会は、坂出港の中央埠頭会場と西岸壁会場の2カ所が公式の観覧場所で、両会場付近は午後6時から同9時半ごろまで、車両通行ができなくなる。さぬき浜街道の「両景橋」は同7時20分~同8時半、歩道通行を禁止する。
大会本部を置く中央埠頭会場に観客が集中し、本部が危険と判断した場合は同会場への入場を制限する。花火の時間帯が近づくにつれ、さぬき浜街道は混雑が予想され、市は国道11号への迂回(うかい)を呼びかけている。
海上の打ち上げ地点周辺は、午後8時の打ち上げ開始から大会終了まで、航泊禁止区域とする。
市内では午後5時~同10時、12カ所の無料臨時駐車場を設ける。利用情報は市の公式X(旧ツイッター)で配信予定。設置場所は次の通り。
市役所▷坂出合同庁舎▷市教育会館▷坂出小学校▷東部小学校▷坂出自動車学校(午後6時から)▷百十四銀行坂出支店▷石垣職員駐車場▷創価学会坂出文化会館▷番の州多目的広場▷番の州高架下▷番の州公園駐車場(午後6時から)
今年も大輪、競演― フォトコン作品募集
さかいで大橋まつりに合わせて例年、主催の坂出まつり協賛会は「フォトコンテスト」の作品を募集している。
従来のまつりのトリを飾ってきた海上花火大会は、多くの写真愛好家らに愛され、過去のコンテストでも大輪の競演を見事にとらえた作品がグランプリや花火部門賞に輝いてきた。
総おどりや太鼓台競演があった昨年までは部門賞が設けられていたが、今年の表彰はグランプリ1点(賞金3万円)のみ。カラープリントの六つ切り、四つ切りサイズで28日まで応募を受け付け、9月下旬の審査を予定している。
申し込み、問い合わせは坂出市産業観光課内の坂出まつり協賛会事務局〈0877‐44-5103〉。
(四国新聞・2026/08/09掲載)

