海に触れる複合拠点へ 東かがわ・安戸池 体験学習館 「マーレリッコ」一部新装 タッチプール/ビューラウンジ
香川県東かがわ市引田の安戸池にある体験学習館「マーレリッコ」が一部新装した。市と一般社団法人「東かがわ地域経営機構(HiLMO)」が進める「安戸池複合拠点プロジェクト」の一環。訪れた人々に地域とのつながりを育んでもらおうと、海の生物に触れられる「タッチプール」、安戸池を一望できる「ビューラウンジ」などを設けた。
安戸池は世界で初めてハマチ養殖に成功した場所として知られ、現在は、生食用ブランドカキ「ADOMILK(アドミルク)」を養殖。市とHiLMOは安戸池での各種事業を持続可能な取り組みとするため、生産者や地域住民、観光客、企業などさまざまな人が関わり続ける仕組みづくりを行っている。
リニューアルのコンセプトは「海を知り、地域とつながり、未来を育む」。マーレリッコの1階テラス部分にはヒトデや貝、カニ、ヤドカリなど安戸池周辺に生息している海の生物に触ることができるタッチプールを新設した。新装初日の5日には親子連れが「ヒトデって硬いんやな」「カニの動きが速い」などと話しながら、海の魅力を体感していた。
2階には窓際のスペースを有効活用したビューラウンジや、安戸池でハマチ養殖を事業化した野網和三郎について学べるパネルを新調。従来あったキッズスペースも海に関する本やおもちゃなどを充実した。安戸池を一望できる立地を生かして、今後も整備を進めながら、さまざまな来館者が景色を楽しみながら交流する空間にしていく。
今回はリニューアル第1弾の位置付け。今後は隣接する食堂「ワーサン亭」の屋外に海風を浴びながらアドミルクなどを味わえるスペースも設ける予定。両者は「安戸池ならではの歴史や自然、カキ養殖という新たな挑戦、交流を体感できる施設としていきたい。ファンを増やしながら関係人口や漁業の担い手の創出を目指す」としている。
(四国新聞・2026/08/11掲載)

