讃岐の涼スポット=鬼ケ島大洞窟(香川県高松市女木町) 冷気漂う神秘的な空間
「鬼ケ島大洞窟」は、香川県高松市女木港から約10分バスに揺られたところにある巨大な洞窟だ。内部から流れ出てくる涼しい風に吸い寄せられるように一歩足を踏み入れると、ひんやりとした冷気がほてった体を包み込む。
広さは4千平方メートル、奥行きは400メートルに及ぶ。洞窟を発見した小学校教師の橋本仙太郎さん(1890~1940年)が桃太郎伝説と結び付けたことで、女木島は「鬼ケ島」と呼ばれて親しまれるようになった。
内部の気温は真夏でも17~18度に保たれているという。鬼が奪った財宝を隠していた場所や会議をしていた部屋、鬼の大将がすんでいた大広間などがあり、ひたひたと水がしたり落ちる音が響く中、外の暑さを忘れて冒険気分が楽しめる。
県内の中学生約3千人が制作した「オニノコ瓦」も洞窟の神秘的な雰囲気を一層引き立てている。じっと眺めていると、一つ一つ表情が違ってかわいらしい。
入場料は大人600円ほか。時間は午前8時35分から午後4時55分まで。
(四国新聞・2026/08/16掲載)

