発掘成果、一堂に 丸亀市立資料館 市内遺跡の出土品370点
香川県丸亀市一番丁の丸亀市立資料館で、企画展「ほりおこされた丸亀!」が開かれている。中の池遺跡(金倉町)や快天山古墳(綾歌町)、丸亀城・城下町の発掘調査で見つかった出土品や調査成果のほか、発掘調査の手法などについて紹介している。9月6日まで。
市内では約500カ所の遺跡が確認されており、現在も各地で発掘調査が進められている。企画展は、こうした埋蔵文化財への理解を深めてもらおうと夏休みに合わせて開催。弥生時代の大規模な環濠(かんごう)集落跡「中の池遺跡」、古墳時代前期に築かれた国史跡「快天山古墳」、丸亀城跡から出土した計約370点の遺物を展示している。
見どころの一つは、9月開館の新市民会館「シアターマド」建設に伴う発掘調査で出土した史料。江戸時代の武家屋敷で使われていた瓦や陶磁器などが見つかり、中でも腐食しやすいげたや箸といった木製品が当時の姿を保ったまま出土した貴重な例として紹介されている。
また、崩落した丸亀城石垣の解体工事で発見され、石と石の隙間に差し込みがたつきを抑える鉄片「敷金」も展示。石垣内部の栗石(ぐりいし)が盛り土側へ崩れるのを防ぐ「栗端止(ぐりはと)」の構造や役割も分かりやすく解説している。実際に発掘調査で使う道具も並んでいる。
開館時間は午前9時半~午後4時半。入場無料。月曜休館。22日には展示担当者によるギャラリートークを開催する(予約不要)。問い合わせは丸亀市立資料館〈0877-22-5366〉。
(四国新聞・2026/08/21掲載)

