香川県観音寺市大野原町と徳島県との県境にある四国霊場66番札所・雲辺寺で、涼しげな薄紫色のギボウシの花が境内のあちらこちらに咲き、秋の訪れを告げている。


雲辺寺ロープウェイ山頂駅そばの花壇に咲くギボウシ。参拝者らの心を和ませている=徳島県三好市

雲辺寺ロープウェイ山頂駅そばの花壇に咲くギボウシ。参拝者らの心を和ませている=徳島県三好市


 雲辺寺は雲辺寺山頂の標高911メートルに位置し、所在地は徳島県三好市だが、札所としては讃岐の一番寺として知られる。
 ギボウシはユリ科の多年草で、茎の先に筒状の花をつける。漢字では「擬宝珠」と書き、つぼみの形が寺社の高欄や橋の欄干の柱頭部を飾る擬宝珠(ぎぼし)に似ていることから名付けられたという。夏のアジサイが有名な雲辺寺では新たなシンボルとしてアピールを強めている。
 納経所近くの株が最も早く咲き、雲辺寺ロープウェイ山頂駅そばの花壇も見頃に。木立に囲まれた五百羅漢像の付近が続き、今月中旬ごろまで楽しめる。
 ギボウシが咲き終わると山の秋は深まり、11月には燃えるような紅葉に染まる。

(四国新聞・2026/09/08掲載)



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