丸亀市の地域課題解決に取り組む市民有志や企業でつくる「まるがめ世話やき隊」は、地元名物「骨付鳥」を食べられる中心市街地の19店舗のガイドマップ「まるのみ」を作製した。まるがめ世話やき隊は「丸亀で飲みたい」を略した「まるのみ」をキーワードに、飲食店を中心にした夜型観光の活性化を目指し、骨付鳥を皮切りにテーマを変えたマップを今後も作製していく。


骨付鳥の人気店を紹介する「まるのみ」を手にする紀伊代表=丸亀市、通町商店街

骨付鳥の人気店を紹介する「まるのみ」を手にする紀伊代表=丸亀市、通町商店街


 骨付鳥店のマップは、ナイスタウン出版(香川県高松市)と共同で制作した。JR丸亀駅や丸亀港、中央商店街、繁華街周辺と歩いて行ける範囲で、地元市民も愛する人気店を紹介している。中には、これまで一度も取材を受けてこなかったという創業から50年近い名店も、「丸亀が元気になるなら」と登場している。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた飲食店の支援も図る。丸亀市の市民提案型コロナ対策補助事業の補助を受けた。

 A2判の両面カラー(八つ折り)。6千部を作製し、観光施設や宿泊施設、飲食店、市民交流活動センター「マルタス」などに置いている。第2弾のマップは、ラーメン、うどん、パスタと「麺」を取り上げる予定という。

 まるがめ世話やき隊の紀伊孝彦代表(32)は「『まるのみ』の活動を通して、中心市街地をグルメの街として発信し、香川県内外の観光客に来ていただきたい。空き店舗への飲食店の出店にもつながれば」としている。

(四国新聞・2021/04/05掲載)


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