投資用不動産の開発などを手掛ける霞ケ関キャピタル(東京)は20日、自社ブランドのホテル「FAV HOTEL」を香川県高松市塩上町に開業する。4人以上のグループ宿泊に特化し、各部屋には長期滞在も想定してキッチンや洗濯機などが備え付けられている。


20日に開業する「FAV HOTEL TAKAMATSU」の客室=香川県高松市塩上町

20日に開業する「FAV HOTEL TAKAMATSU」の客室=香川県高松市塩上町


 「FAV HOTEL」ブランドのホテルは10月に開業した岐阜県高山市に次いで全国2店目。ホテルは家族・グループ旅行に対応した客室の需要に着目し、「広く・安く・便利に多人数で宿泊できる」ことをコンセプトに掲げる。

 新ホテルは鉄筋コンクリート造り地上10階建て、延べ床面積は約2千平方メートル。客室は41室で、4人以上が泊まれる35平方メートル以上の部屋を中心に整備した。管理・運営はあなぶきグループで民泊事業などを行っている「あなぶきスペースシェア」(高松市)が担う。

 客室はクイーンサイズのベッド2台を備えるなどした最大6人のエグゼクティブバンク(45平方メートル)やシングルベッド4台のフォーベッドルーム(最大4人、45平方メートル)、畳スペースがある和モダン(同、41平方メートル)などのタイプがある。価格は季節などで変動するものの、1人当たりの単価がビジネスホテル以下になるよう1室あたり1泊2万円台を軸に設定した。

 ホテルでは讃岐かがり手まりや和三盆など近隣にある観光体験コンテンツも提供する予定で、霞ケ関キャピタルは「家族や友人ら多人数のグループが居心地良く過ごせる空間を提供し、地域経済の活性化にもつなげたい」としている。

(四国新聞・2020/11/19掲載)

FAV HOTEL TAKAMATSU


所在地  香川県高松市塩上町2-4-20
TEL 087-806-3089


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