現代美術家ヤノベケンジさんらのパブリックアートを展示し、芸術の力で街を盛り上げるイベント「おいでまい祝祭2022」が7日、香川県高松市の高松丸亀町商店街などで始まった。猫をモチーフにしたヤノベさんの作品や全身毛だらけの「もふもふ」としたオブジェなどが市内各所に登場し、通行人や観光客らを楽しませている。


作品を前に記念撮影するヤノベさん(右から2人目)ら関係者=高松市丸亀町、丸亀町グリーンけやき広場


 5日に夏会期が開幕した瀬戸内国際芸術祭を側面支援する「県内周遊事業」の一つ。高松丸亀町商店街振興組合や丸亀町グリーン、ヤノベさんの作品を常設展示しているホテル「WeBase(ウィーベース)高松」などでつくる実行委員会が企画し、丸亀町、南新町の両商店街や高松空港、結婚式場「ザ・チェルシー」などに約20作品を展示する。
 初日の7日は平井卓也前デジタル相、浜田知事、大西高松市長らも出席し、丸亀町グリーンけやき広場でオープニングレセプションを開催。ヤノベさんが近年取り組む「シップス・キャット」シリーズの最新作「シップス・キャット・Mofumofu22」などが披露され、ヤノベさんは「大変な世の中で、『もふもふ』が癒やしや安らぎを与え、勇気や希望を持ってもらえたら」とあいさつした。
 イベントは瀬戸芸の秋会期が終了する11月6日まで。9月4日までの夏会期は作品を巡るスタンプラリーを実施している。

(四国新聞・2022/08/09掲載)


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