リーガホテルゼスト高松(香川県高松市古新町)は、小さな子どもを連れた家族向けの特別客室を新設した。同市で昨年オープンした讃岐おもちゃ美術館とコラボレーションした客室で、常備した木製玩具で遊べる専用スペースを設けるほか、県産の木材を内装に使い、木に親しむ空間に仕上げている。22日から稼働する。


子ども連れの家族向けに木製玩具を常備した特別客室=香川県高松市古新町、リーガホテルゼスト高松

子ども連れの家族向けに木製玩具を常備した特別客室=香川県高松市古新町、リーガホテルゼスト高松


 特別客室「KONOKA(このか)」は広さ約46平方メートル。同美術館のプロデュース会社がデザインを監修し、6階の和洋室1室を改装した。木で作った子ども向けのテーブルや椅子のセット、ままごと用の小型キッチンを備えた小部屋を設置。約10種類の木製玩具や絵本を常備する。
 床はオークの無垢(むく)材。一部には琉球畳を敷き、靴を脱いでくつろげる仕様とした。ベッドは転落の危険性に備え、高さを通常の半分程度の30センチに抑えている。インテリアに東かがわ市産の天然木や小豆島のオリーブの木を使っており、室内には木の香りが漂う。
 宿泊定員は4人で、1泊2万5千~4万円程度を想定。担当者は「訪日客を含め、家族連れの需要を取り込みたい」としている。

(四国新聞・2023/09/20掲載)


リーガホテルゼスト高松



関連情報