1926(大正15)年創業の1世紀近い歴史を持つうどん店。創業当初は客が持ち込んだ小麦を製粉、製麺して加工賃を得ていた。その後もうどん玉の卸を長く続けていたが、1987(昭和62)年、3代目で現在の店主である六車正信さん(68)が継いだのをきっかけに本格的に店舗での提供を始めた。


看板商品の「釜ぬきうどん」

看板商品の「釜ぬきうどん」


 看板商品は、釜ぬきうどん(680円)。釜から上げた麺に生卵とかつお節をのせ、だしじょうゆをかけて食べる同店オリジナルのメニュー。うどん玉の卸をしていた頃に、近所の客に頼まれて釜からあげたばかりの麺を提供したのが始まりという。
 麺はコシと弾力、喉ごしにこだわる。店舗での提供に加え、土産用の冷凍うどんなどを店頭やECサイトで販売。六車さんは「間もなく100年。これからも自分の思う味を作り続けたい」と話している。


100年近い歴史を持つ麺工房六車

100年近い歴史を持つ麺工房六車


(四国新聞・2024/09/22掲載)

麺工房 六車


所在地 香川県東かがわ市湊6−1
営業時間 午前11時~午後2時
定休日 月、第2火曜(月曜が祝日の場合は営業、翌日が休み)
TEL 0879-25-2051


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