現代アート、旧校舎彩る まんのうで展覧会
香川県仲多度郡まんのう町中通の「ことなみ未来館」(旧琴南中学校)などで旧校舎を利用したアートイベント「山の小さな展覧会」が開かれている。作家たちの感性が光るユニークな作品が、来場者を楽しませている。27日まで。
展覧会は2016年に閉校した同校の活用を考える住民組織「ことなみ未来会議」の主催で、今年で4回目。今回は未来館と、近くの古民家、「季節を食べる食卓numar」(同町七箇)の3会場で開いており、県内外の12作家が出展した。
長野由美さんのインスタレーション「HAKU」は、卵からチョウが生まれていくかのような様子を、白い布などで表現。山端篤史さんの「grapevine」は、膨大な意見が集まり広がっていく過程を、漫画の「吹き出し」のような工作物を使って表している。
綾川町から友人と訪れた林弘子さん(64)は、細川和音さんの彫刻「夢現」がお気に入り。鳥になりかけた人間のような作品に、「発想が面白いし、躍動感もある」と話していた。
未来館では26日に特産の「島ケ峰そば」のしっぽくを、26、27日に学校給食をイメージしたランチを限定販売する。入場料は大人300円、高校生以下100円。
(四国新聞・2022/03/26掲載)
第4回山の小さな展覧会 みなもと
会場 | ことなみ未来館(旧琴南中)(香川県仲多度郡まんのう町中通838) 中通集落など |
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開催日時 | 2022/3/18(金)~3/27(日) |
入場料 | 大人300円、高校生以下100円 65歳以上・小学生未満は無料 |