土庄町は「世界一狭い海峡」としてギネスブックに認定されている町中心部の土渕海峡を外国人観光客にさらにアピールしようと、多言語対応の看板を新たに設置。9日に三枝町長ら関係者が集まってお披露目式を行った。


土渕海峡を外国人にアピールする多言語対応の看板に見入る三枝町長ら関係者=土庄町


 同海峡は、前島の土庄地区と小豆島本島側にある渕崎地区に挟まれた延長2・5キロで、最小幅は永代橋下の9・93メートル。1997年版のギネスブックに掲載された。

 新たに設置した看板(縦73センチ、横10メートル)には英語と韓国語、中国語(簡体語、繁体語)で「世界一狭い海峡 ギネス世界記録」と表記。看板下に従来からある「世界一狭い 土渕海峡 ギネスブック認定」の日本語表記も色を塗り直した。海峡を紹介している近くの案内看板も20日に新調する予定で、総事業費は約150万円。

 この日は、三枝町長や観光、商工関係者らが集まって看板を除幕。海峡上のフレトピア公園には発光ダイオード(LED)約7千個を使ったイルミネーションも整備しており、町長は「夜型観光を含め、土渕海峡が小豆島観光の拠点になればいい」と話した。

 町が希望者向けに発行している海峡の横断証明書(1枚100円)の交付数は年々増加し、2018年度は過去最高の8683枚。観光客の約6割が外国人で、そのうちの9割が台湾からの訪問者だという。

(四国新聞・2019/09/10掲載)

土渕海峡


所在地 香川県小豆郡土庄町淵崎甲1386-6


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