日本郵便四国支社(愛媛県松山市)は9月30日、江戸時代の絵師・伊藤若冲と円山応挙の作品をデザインしたオリジナルフレーム切手の販売を始めた。いずれも金刀比羅宮(香川県仲多度郡琴平町)が所蔵する作品で、「こんぴらさんのおたからさん」シリーズの第2弾。


金刀比羅宮所蔵の若冲と応挙の作品をデザインした切手シート

金刀比羅宮所蔵の若冲と応挙の作品をデザインした切手シート


 2人は同宮奥書院と表書院にそれぞれ障壁画などを残した。切手は「伊藤若冲 円山応挙 金刀比羅宮書院 美の競演」と題し、若冲の「百花の図」のアジサイやボタン、応挙の「遊虎図」「瀑布古松図(ばくふこしょうず)」などを採用している。
 この日は奥書院と表書院で贈呈式があり、同支社の紀井哲支社長が記念パネルを琴陵泰裕宮司に手渡した。琴陵宮司は「切手を受け取った人が、幸せな気持ちになってもらえたら」と期待を込めた。
 110円切手10枚で1セット2千円(解説書付き)。限定2千セット。県内各郵便局や徳島、松山、高知の各中央郵便局のほか、日本郵便のウェブサイト「郵便局のネットショップ」でも販売。問い合わせは日本郵便四国支社〈089-936-5257〉。

(四国新聞・2025/10/01掲載)


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