多様なアート書籍並ぶ 玉藻公園 ブックフェア始まる 瀬戸内国際芸術祭2019秋
アーティストや国内外の書店、出版社がアートに関連する書籍を販売するイベント「SETOUCHI ART BOOK FAIR」(瀬戸内国際芸術祭実行委主催)が25日、高松市玉藻町の玉藻公園披雲閣で始まった。来場者は写真家やイラストレーターら出展者と会話を交わしながら、お目当ての本を買い求めていた。27日まで。
フェアは、写真集や現代アートの作品集などの書籍を通じて、多様な文化芸術を身近に感じてもらおうと初めて開催。国内のほか台湾や韓国、シンガポールなどの書店や出版社のほか、アーティストら約100組が出展している。
会場には一般の書店では取り扱いの少ない写真集や個人の趣味で作成する「zine(ジン)」と呼ばれる冊子など個性豊かな本が並んでいる。中には、今では珍しい簡易印刷機を使った本を販売するブースもあり、美術ファンらの興味を誘っていた。また、高松市内で写真学校を開く写真家の石川直樹さんらもブースを出展しており、サインに応じるなどファンとの交流を楽しんでいた。
香港からワーキングホリデーで日本を訪れているというエニー・チャンさん(30)は「伝統的な空間の中でいろいろな本やグッズを見て回るのが楽しい」と話していた。
期間中、石川さんらアーティストによるトークイベントなども開催。香川県内のうどん店やカフェなども飲食ブースを出店している。
(四国新聞・2019/10/26掲載)
SETOUCHI ART BOOK FAIR
開催場所 | 香川県高松市玉藻町2-1(玉藻公園披雲閣) |
---|---|
開催時間 | 25日13:00~20:00 26日10:00~20:00 27日10:00~17:00 |