GWよりどりみどり 香川のお出かけガイド
心弾むゴールデンウイーク(GW)がやって来た。今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限もなく、存分に楽しみたい。海や山の自然に触れるのもよし、さまざまなレジャー施設に足を運ぶのもよし。四国内のお薦めスポット、イベントを紹介する。
小豆島オリーブ公園(小豆島町西村)
瀬戸内海を見渡せる丘陵地に約2千本のオリーブや130種類以上のハーブが栽培されている人気観光施設。フォトスポットとして注目度が高いギリシャ風車は、今春から発光ダイオード(LED)によるライトアップ(午後6時30分~同8時30分)を実施。ライトの色は時季ごとに変化する。小芝風花さん主演の映画「魔女の宅急便」のロケセットを移築した雑貨店などもある。幸せを呼ぶとされるハート形のオリーブの葉を使った独自のしおり作りができるほか、季節に応じたクラフト教室も開催している。
【メモ】土庄港から車で約25分、池田港から約10分、坂手港から約20分。無休。問い合わせは同公園〈0879(82)2200〉。
直島(直島町)
瀬戸内海に浮かぶ「現代アートの島」。直島のシンボル「赤かぼちゃ」をはじめ、地中美術館、ANDO MUSEUMなど、人気のアートスポットが集まる。心地良い潮風を感じながら、島内を自転車で巡ったり、ゆっくりと散策したりするのもお勧め。直島つり公園では釣りざおの貸し出しや餌の販売もあり、投げ釣りを楽しめる。
アート施設の一部で事前予約や整理券が必要。GW期間中は開館時間を変更している施設もあるので、事前の確認が必要だ。
【メモ】高松港からフェリーで約1時間。島内の移動は町営バスやレンタサイクルなど。問い合わせは町観光協会〈087(892)2299〉。
父母ケ浜(三豊市仁尾町)
南北約1キロにわたる遠浅の海岸で、干潮時に砂浜に現れる大きな潮だまりに風景や人物が鏡のように映り込む。「天空の鏡」「日本のウユニ塩湖」と呼ばれ、人気の観光スポットに。絶景の見頃や撮影のポイントは市観光交流局のホームページ参照。周辺にはカフェやドリンクスタンドが集まり、景色を眺めながらくつろげる。
【メモ】高松自動車道の三豊鳥坂IC、さぬき豊中ICから車で約20分。周辺駐車場290台分は5月3~7日の午後、二つの時間帯に分けて有料の事前予約制とし、オンラインで受け付け。料金は乗用車1台(バイク2台)につき2千円。約1キロ離れた無料の臨時駐車場も。問い合わせは市観光交流局〈0875(56)5880〉。
ニューレオマワールド(丸亀市綾歌町)
全22種のアトラクションやキャラクターが登場するパレードが楽しめる中四国最大級のテーマパーク。5月7日までは「レオマイースター」と銘打ち、春の花々をイメージした華やかなパレードを毎日展開。29日~5月6日は8夜連続で「奇跡のオーロラショー×花火ファンタジア」を開催する。時間はいずれも午後8時45分から。同6日には名作漫画「ベルサイユのばら」をモチーフにしたバラ園「レオマ ベルばらガーデン」がオープン。原作者の池田理代子さんがガーデンの監修も務めている。
【メモ】高松自動車道の坂出、善通寺各ICから車で約25分。営業時間は29日~5月2日と同7日が午前9時~午後9時、同3~6日は午前8時~午後10時。問い合わせはレオマリゾート〈0877(86)1071〉。
国営讃岐まんのう公園(まんのう町吉野)
5月7日まで「春らんまんフェスタ」を開催中。約350ヘクタールの広大な園内で、花やイベントが楽しめる。青竜の谷ではジャーマンアイリス約2千本が黄や紫など多彩な色の花を咲かせ始める。同4日の無料入園日には、地元団体による「みどりの音楽会」を予定。また同フェスタ期間中は、オリジナル缶バッジがもらえるスタンプラリー、インスタグラムを利用したフォトコンテストを実施。トールペイント、木工、ハーブなどの体験教室も企画している。
【メモ】高松自動車道善通寺ICから車で約25分。入園料は大人450円、中学生以下無料など。駐車料金が別途必要。問い合わせは同公園管理センター〈0877(79)1700〉。
四国水族館(宇多津町)
美しい瀬戸内海に臨む水族館。「四国水景」をテーマに、水生生物がリラックスして自然体でいられる空間づくりに努めている。太平洋の黒潮を再現し、マダラトビエイや回遊魚スマなどが泳ぐ館内最大の水槽「綿津見(わたつみ)の景」や「渦潮の景」などで、約400種1万4千匹が元気な姿を見せる。3月下旬にはケープペンギンの一般公開も再開した。5月3~7日は営業時間を午後9時まで3時間延長。マダライルカ7頭によるプレイングタイムの回数を5回に増やすほか、午前9時15分からのトレーニングの様子も公開する。
【メモ】坂出ICから車で約10分。JR宇多津駅から徒歩12分ほど。無休。入館料は大人2400円ほか。問い合わせは同館〈0877(49)4590〉。
さぬきこどもの国(高松市香南町)
高松空港に隣接する児童施設。屋内外で多彩な遊びを楽しめるほか、飛行機の離着陸を間近で見られるスポットとしても人気を集める。
29日は、開園28周年を祝う「開園記念日の集い」を開催。プラネタリウムは終日無料となる。5月3日は県内の児童館によるワークショップ、4~7日は子育て支援団体や企業による体験ブースなどが並ぶ「こどもまつり」とイベントがめじろ押し。3~7日にはキッチンカーの出店もある。
【メモ】高松市中心部から車で約35分。5月3~7日はさぬき空港公園アドベンチャーゾーン駐車場に臨時駐車場を設け、無料ピストンバスを運行する。問い合わせは同施設〈087(879)0500〉。
しろとり動物園(東かがわ市松原)
ホワイトタイガーやゾウ、キリンなど約75種350頭・羽の動物を飼育する。触れ合いを重視しており、多彩な動物を間近で見たり触ったりできる。
通常の営業時間は午前9時半~午後5時だが、渋滞緩和策として5月3~5日は午前9時~午後6時に拡大する。キリンへの餌やりは午前11時半と午後2時半からの1日2回。カワウソとの握手会は1日3回で、スタート時間は午前10時半、午後0時15分、午後2時45分。犬やヤギなどが登場するアニマルショー(時間未定)などもある。
同園は「GWは大変混雑するので、時間に余裕を持って来園を」と呼びかけている。
【メモ】高松自動車道引田ICから車で約10分。問い合わせは同園〈0879(25)0998〉。
(四国新聞・2023/04/27掲載)