さぬきこどもの国(香川県高松市香南町)

 高松空港に隣接する人気の児童施設。29日は、開園30周年を祝う「開園記念日の集い」を開催。スペースシアターで記念式典を行った後、30年間に起こった宇宙の出来事を当時の流行曲とともに振り返るイベントを開く。館内を巡り、ストーリー仕立てでミニゲームを楽しむ企画もある。プラネタリウムは終日無料。5月3日は、県内の児童館によるワークショップ、ペープサート劇などの多彩なプログラムを用意。4、5日の「こどもまつり」は、ダンスステージのほか、工作体験ブースなどが並ぶ。3~5日にはキッチンカーの出店もある。

 【メモ】高松市中心部から車で約35分。5月3~5日はさぬき空港公園アドベンチャーゾーン駐車場に臨時駐車場を設け、無料ピストンバスを運行する。問い合わせはさぬきこどもの国〈087-879-0500〉。


ニューレオマワールド(香川県丸亀市綾歌町)

 25日にファミリー向け新アトラクション「スインギングベアー」が登場。かわいいクマと一緒に座席が上下しながら回転する乗り物で、2歳から利用できる。5月3~5日は午後8時半からオーロラと花火、音楽を融合した「花火ファンタジア」を開催。約15分間、夜空を彩る光のショーが繰り広げられる。約10万本のバラが園内を彩る恒例の「春の大バラまつり」は2日から。このほか、3日はナンバーワン戦隊ゴジュウジャーショー、4日はぱーてぃーちゃんお笑いライブを実施。開園35周年を記念したグルメも楽しめる。

 【メモ】高松自動車道の善通寺ICから車で約25分。入園料は3歳~小学生1500円(5月3~6日は300円増)など。問い合わせはニューレオマワールド〈050-3499-6428〉。


ニューレオマワールドのパレードに見入る多くの家族連れら=2024年5月3日、香川県丸亀市綾歌町

ニューレオマワールドのパレードに見入る多くの家族連れら=2024年5月3日、香川県丸亀市綾歌町


しろとり動物園(香川県東かがわ市松原)

 ホワイトタイガーやキリン、ゾウなど約75種350頭・羽の動物を飼育。触れ合いを重視しており、多彩な動物を間近で見たり、触れたりできる。
 通常の営業時間は午前9時半~午後5時。5月3~5日は渋滞対策で午前9時半~午後6時に拡大(天候により変更の可能性も)。キリンへの餌やりは午前11時と午後2時半からの1日2回。アニマルショーも1日2回で、スタート時間は午前11時半と午後3時(時間の変更あり)。
 同園は「例年GWは混雑するので、余裕を持って来園を」と呼びかけている。

 【メモ】高松自動車道引田ICから車で約10分。問い合わせは同園〈0879-25-0998〉。


小豆島オリーブ公園(香川県小豆郡小豆島町西村)

 瀬戸内海を見渡せる丘陵地に20種類約2千本のオリーブの木々や130種類以上のハーブが植えられている。フォトスポットとして人気のギリシャ風車は、日没時間帯に合わせて発光ダイオード(LED)によるライトアップ(午後6時~同8時)を行っている。ライトの色はイベントなどに合わせてさまざまに変化する。小芝風花さん主演の映画「魔女の宅急便」(2014年公開)のロケセットを移築した雑貨店なども独特の風情がある。幸せを呼ぶとされるハート形のオリーブの葉を使ったしおり作りなどのほか、季節ごとにクラフト教室を開催している。

 【メモ】土庄港から車で約25分、池田港から約10分、坂手港から約20分。無休。問い合わせは同公園〈0879-82-2200〉。


ギリシャ風車をバックに、思い思いのポースで写真を撮る観光客=2024年4月27日、香川県小豆郡小豆島町西村の小豆島オリーブ公園

ギリシャ風車をバックに、思い思いのポースで写真を撮る観光客=2024年4月27日、香川県小豆郡小豆島町西村の小豆島オリーブ公園


国営讃岐まんのう公園(香川県仲多度郡まんのう町吉野)

 約350ヘクタールの広大な園内で、花々やイベントが楽しめる。5月11日まで「春らんまんフェスタ」を開催中。4月末ごろまでは花巡りの丘で約35万本のネモフィラ、5月上旬ごろまでは竜頭の森などでオンツツジが見頃の見通し。記念品がもらえるデジタルスタンプラリー、インスタグラムを利用したフォトコンテスト、シャボンスティック作り、巨大ボールの中に入るウオーターバルーン、自然生態園ガイドウオークは、当日参加が可能。公式サイトからの事前申し込みで、昆虫教室や各種体験教室も企画されている。

 【メモ】高松自動車道善通寺ICから車で約25分。入園料は大人450円、中学生以下無料など。駐車料金別途。問い合わせは同公園管理センター〈0877-79-1700〉。


父母ケ浜(香川県三豊市仁尾町)

 南北約1キロにわたる遠浅の海岸は夕日の名所。干潮時に砂浜に現れる潮だまりに風景や人物が映り込み、鏡のような光景を見ることができる。絶景の見頃や撮影のポイントは市観光交流局のホームページ参照。周辺には飲食店が次々とオープンしており、景色を楽しみながらくつろげる。

 【メモ】高松自動車道の三豊鳥坂IC、さぬき豊中ICから車で約20分。周辺駐車場のほかに約1キロ離れた臨時駐車場も。最寄りの駐車場を事前予約できるチケットを数量限定で販売。料金は乗用車1台につき2千円で、ドリンクチケット2枚付き。問い合わせは市観光交流局〈0875-56-5880〉。


二十四の瞳映画村(香川県小豆郡小豆島町田浦)

 小豆島出身の作家・壺井栄の名作「二十四の瞳」の世界観を肌で感じられる施設。1987年公開の田中裕子さん主演版の映画で使ったロケセットを保存、改築した。村内には栄の愛用品や生原稿を展示した「壺井栄文学館」や、50年代の日本映画黄金期の名作を映像と写真で紹介するギャラリー「キネマの庵」、昭和レトロの雰囲気が漂う映画館「松竹座」、その2階には映画や瀬戸内にまつわる書籍を楽しめるブックカフェ「書肆海風堂(しょしうみかぜどう)」などがある。村中央の花畑では5月6日まで端午の節句に合わせて12匹のこいのぼりを掲揚している。

 【メモ】池田港から車で約30分、土庄港から約40分。対岸のオリーブビーチから渡し舟も(片道約10分、有料)。午前9時~午後5時。休村日なし。入場料は中学生以上900円ほか。問い合わせは二十四の瞳映画村〈0879-82-2455〉。


直島(香川県香川郡直島町)

 国内外から注目を集める「現代アートの島」。直島のシンボル「赤かぼちゃ」をはじめ、地中美術館やANDO MUSEUMなどの人気スポットが島内に点在している。開催中の「瀬戸内国際芸術祭2025」春会期(5月25日まで)の舞台にもなっており、新たにお目見えする作品も加わって、訪れた観光客らを一層楽しませてくれそう。レンタサイクルで心地よい潮風を感じながら島内を巡るのもお勧め。アート施設の一部ではオンライン予約を推奨している。GW期間中は開館時間を変更している施設もあるため、事前の確認が必要だ。

 【メモ】高松港からフェリーで約1時間。島内の移動は町営バスやレンタサイクルなど。問い合わせは直島町観光協会〈087-892-2299〉。


瀬戸内国際芸術祭が開幕し、多くの観光客でにぎわう草間弥生さんのアート作品「赤かぼちゃ」周辺=4月18日、直島町宮浦


四国水族館(香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁)

 「四国の水景」をテーマとした水族館。四国最大級の水槽(約650立方メートル)に黒潮のような海流や回遊魚の遊泳を再現した「綿津見(わたつみ)の景」や、渦潮を水中観覧船からのぞくような水槽などがある。ペンギンやカワウソ、アシカなどが餌を食べる様子も見学できる。
 5月3~5日は「夜の水族館」として、営業時間を午後9時まで延長。水槽照明が深い青色に変わり、館内は幻想的な雰囲気に包まれる。通常は日中開催のイルカショーも午後6時半からの回を追加。瀬戸内海に沈む夕日を背景に、ひと味違ったショーが楽しめる。

 【メモ】高松自動車道坂出ICから車で約10分。入館料は大人2600円、小中学生1400円ほか。問い合わせは四国水族館〈0877-49-4590〉。


イルカのショーを楽しむ大勢の来館者=2024年4月27日、宇多津町浜一番丁の四国水族館


(四国新聞・2025/04/24、25、26掲載)


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