瀬戸内の島のアートスポットを効率的に巡る旅程を作成できるスマートフォン用のアプリが開発され、17日、高松から小豆島に渡るコースで実証実験が行われた。参加者は島々の振興につながる新サービスの効果を体験した。


アートスポットを選択すると最適なルートを提案してくれるアプリ


 実証実験は、県内の交通事業者や自治体などでつくる瀬戸内洋上都市ビジョン協議会(高松市)が主催、構成企業の担当者ら約60人が参加した。

 アプリ「Horai」は東京のベンチャー企業が開発した。瀬戸内にある20の島のアートスポットを選択すると、交通機関の乗り継ぎなど最適なルートが提案される。海上タクシーの予約や決済もできる。

 実証実験では高松港からフェリーで小豆島に渡り、妖怪をテーマにした土庄町の美術館「メイパム」を鑑賞するコースを体験した。

 アプリは既に利用可能。旅程の作成に加え、今後はアート施設の入場券の購入などもできるよう改良を加えるという。

(四国新聞・2020/02/18掲載)


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