二十四の瞳映画村　２カ月半ぶり“開村”

　新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休業していた小豆島町田浦の二十四の瞳映画村が27日、約2カ月半ぶりに営業を再開した。7月18日からの通常営業までは土、日曜日のみの“開村”だが、昭和の雰囲気漂う各施設では観光客らの笑顔が久しぶりに広がった。

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　二十四の瞳映画村は政府の緊急事態宣言などを受け、4月16日から休業していた。営業再開に向け、入り口での検温や各施設へのアルコール消毒液設置、マスク着用や施設内でのソーシャル・ディスタンス（社会的距離）の呼び掛けなど感染防止策を講じた。

　この日、家族連れやカップルらが断続的に来場。大阪市から友人と訪れた男性会社員（45）は「ネットで営業再開を確認して来た。旅行は久しぶり。ここは時間がゆっくり流れていて、リフレッシュできる」と相好を崩した。

　映画村を運営する岬の分教場保存会の有本裕幸専務理事（57）は、「島内のホテルはまだ閉まっているところが多く、正直お客さんは少ない。政府の『Ｇｏ　Ｔｏ　キャンペーン』にも期待し、8月から秋にかけて一定数の観光客が来てくれれば」と話した。

（四国新聞・2020/06/28掲載）

二十四の瞳映画村

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