香川県まんのう町帆山地区の休耕田で25万本のヒマワリが見頃を迎えている。空に向かって鮮やかな黄色の大輪の花を咲かせ、訪れた人たちは足を止めてじっくりと見入っている。見頃は今月下旬までの見通し。


鮮やかな黄色い大輪の花を咲かせているヒマワリ=香川県まんのう町帆山

鮮やかな黄色い大輪の花を咲かせているヒマワリ=香川県まんのう町帆山


 香川県まんのう町帆山地区のヒマワリは、地元農家らでつくる「ほのやま農業集団」が、約10年前からまちおこしの一環で約5ヘクタールの休耕田で栽培している。休耕田の名称は「中山ひまわり団地」。近くには高さ約2メートルの展望台があり、一面に広がるヒマワリと山々が合わさった絵画のような牧歌的な風景が楽しめる。

 ヒマワリは現在、背丈が約1メートルまで成長し、太陽の方角を向いて元気いっぱいに咲き誇っている。訪れた人たちは散策しながら花をめでたり、写真に収めたりするなどして、ほっこりした気分を味わっていた。

 友人と一緒に訪れた丸亀市飯山町の会社員南百合香さん(23)は「久しぶりにじっくりとヒマワリを見ることができた。夏の到来を感じた」と笑顔で話していた。

(四国新聞・2020/07/03掲載)



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