紅葉シーズンを迎え、高松市の栗林公園で17日夜、秋のライトアップに向けた試験点灯があった。赤や黄色に染まったカエデやイチョウなどを柔らかな光が照らし、園内は幻想的な雰囲気に包まれた。ライトアップは20日から29日までの10日間。


試験点灯で湖面に鮮やかに映し出された栗林公園の紅葉=香川県高松市栗林町

試験点灯で湖面に鮮やかに映し出された栗林公園の紅葉=香川県高松市栗林町


 観賞コースとして、東門と北門を出発点に北湖や南湖、日暮亭などを巡る約2・4キロを設置した。今回は商工奨励館を青色の光で照らし、新型コロナウイルス感染症の治療に当たる医療従事者への感謝の気持ちを表現。公園の発祥地とされる築山「小普陀(しょうふだ)」も新たにライトアップした。

 掬月亭東側の築山「渚山(しょざん)」から南湖沿いの「楓岸(ふうがん)」や南湖内に浮かぶ「楓嶼(ふうしょ)」を眺めると、カエデが湖面に映り壮大な紅葉を楽しめる。西湖近くの「潺湲池(せんかんち)」なども見どころ。

 期間中は開園時間を午後9時まで延長(入園は午後8時半まで)。南湖を周遊する和船は午後5時半から15分ごとに運航。今年は新型コロナ対策で全便が事前予約制となっており、電話や栗林公園のホームページなどから予約できる。問い合わせは栗林公園観光事務所、電話-087-833-7411。

(四国新聞・2020/11/18掲載)


特別名勝 栗林公園

特別名勝 栗林公園秋のライトアップ


会場 特別名勝 栗林公園(香川県高松市栗林町1-20-16)
ライトアップ日時 2020/11/20(金)~11/29(日)17:00~21:00(入園は20:30まで)
入園料 大人410円、小人170円 ほか
TEL 087-833-7411(栗林公園観光事務所)


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