香川県高松市飯田町の岩田神社でフジの花が見頃を迎えている。境内を彩る薄紫色の花が咲き誇り、爽やかな趣を漂わせている。見頃は今月末まで。


境内を薄紫色に彩る孔雀藤=香川県高松市飯田町、岩田神社

境内を薄紫色に彩る孔雀藤=香川県高松市飯田町、岩田神社


 香川県高松市飯田町の岩田神社でフジの花が見頃を迎えている。境内を彩る薄紫色の花が咲き誇り、爽やかな趣を漂わせている。見頃は今月末まで。

 岩田神社のフジは樹齢約800年超で、1971年に香川県の自然記念物に指定された。1本の幹からフジ棚いっぱいに枝を広げた姿の雄大さから「孔雀藤」と呼ばれ、地域住民らに親しまれている。

 今年は、今月初めから咲き始めた。長短さまざまな房が無数に垂れ下がり、淡い紫色のカーテンが広がったかのような光景に、訪れた人たちは写真に収めたり、ほのかな甘い香りを楽しんだりしていた。

 岩田神社総代会の西谷泰男会長は「新型コロナウイルス禍でなかなか気持ちは晴れないが、花を見て少しでも心が安らかになってもらえれば」と話していた。

(四国新聞・2021/04/21掲載)

岩田神社


所在地 香川県高松市飯田町511


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