放置された竹林を有効活用しようと、香川県まんのう町佐文の遊び場「かぐや姫プレイパーク」の代表を務める竹森康彦さん(85)が、自宅の裏山で切った竹を使った竹明かりの制作に取り組んでいる。


竹森さんが制作した竹明かり。幻想的な雰囲気が楽しめる

竹森さんが制作した竹明かり。幻想的な雰囲気が楽しめる


 竹森さんはこれまで、かぐや姫プレイパークで竹を使った遊具を整備したり、竹林でタケノコを自由に収穫できる「タケノコオーナー」制度を設けたりして放置竹林の拡大防止に努めてきた。竹明かりは、自宅に置いているのを見た人から好評だったことから、8月から販売を始めた。

 商品名は「竹明かり かぐや姫」で、高さ約30センチ、直径約10~15センチ。竹の側面にドリルで直径1センチ程度の穴を幾つも開けており、上部にソーラー式のライトを差し込んでいる。明かりがともると、穴からほのかな光が漏れて幻想的な雰囲気を楽しめる。

 竹森さんは「自宅で明かりを見て癒やされてほしい。新型コロナウイルスの感染収束後には、竹明かりを制作する教室を開きたい」と話している。

 価格は大きさによって異なり、ライト付きで440~660円。かぐや姫プレイパークや香川県まんのう町追上の道の駅「空の夢もみの木パーク」で販売している。問い合わせは竹森さん090-6889-0312。

(四国新聞・2021/09/01掲載)

かぐや姫プレイパーク


道の駅 空の夢もみの木パーク



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