瀬戸内アイランドクルーズ(香川県高松市)とJTBは20日から、高松港と小豆島を結ぶ「シーニック・クルーズ小豆島」の実証運航を期間限定でスタートした。8人乗りのクルーズ船を1日5便運航。瀬戸内海の多島美や夕日など、船上から美しい景色を眺めながら航海し、小豆島の新たな楽しみ方を提案する。


20日から期間限定で小豆島クルーズの実証運航を始めた8人乗りのクルーズ船


 観光庁の事業として採択された小豆島の観光拠点再生計画の一環。島へのアクセスを改善し、来訪者を増やすと同時に、島での滞在時間や消費の拡大を目指すのが狙い。

 高松港発二十四の瞳映画村(小豆島町)桟橋行きと、草壁港発高松港行きの2コース。朝、昼、夕それぞれの時間帯で約1時間の船旅が楽しめる。午前11時に高松港を出港するクルーズは、船内で簡単なブランチを提供するほか、午後1時に草壁港、同3時に高松港を出港するクルーズでは、小豆島の特産品の菓子を詰め合わせた小箱をプレゼントする。

 この日は、高松市出身でタレントの佐野真彩さん(36)ら9人が2隻のクルーズ船に体験乗船。佐野さんは「船上からのんびりと景色を楽しむなど、クルーズ船ならではのぜいたくな時間を過ごせて良かった」と話した。

 実施日は10月20~24日、29、31日、11月3~6日、19~21日、23、26日の計16日間。出港時間は高松港発が午前9、11時と午後3時、草壁港発が午後1、4時半。募集人員は各便8人。料金は無料で、参加後にアンケートや会員制交流サイト(SNS)への投稿が必要。予約は〈https://www.cruise-shodoshima.com〉。

(四国新聞・2021/10/21掲載)


シーニック・クルーズ小豆島


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