直島町の島暮らしの魅力を発信するうどん商品が誕生した。移住したアーティストらが島の日常風景を楽しく描写したオリジナルソング「あるある直島」の歌詞と曲をイメージしたイラストをパッケージにちりばめている。


直島の日常のあるあるをイラストで描いたうどんのパッケージ

直島の日常のあるあるをイラストで描いたうどんのパッケージ


 オリジナルソングは、いずれも移住者で、シンガーソングライターやCM音楽プロデューサーなどとして活躍する福島節さんが作曲や歌、妻の真希さんが作詞を行い2019年に制作。2人の友人で漫画家のまつざきしおりさんがミュージックビデオ(MV)のアニメ作画を担当した。

 商品名は「あるある直島うどん」。パッケージのデザインには「大根 ポストに刺さっとる」「家から水着で海へ行く」など、島民同士の交流や日常生活の“あるある”を切り取った歌詞と、それに合わせてまつざきさんが描いた素朴な絵を採用。外国人も多数訪れる「アートの島」ならではの風景は「じーじも ばーばも 英語ペラペラ」と紹介している。

 商品を企画、開発したのは石丸製麺(高松市)。営業担当者が音楽ライブを通じて出会った福島さんらと意気投合し、商品化した。

 乾麺2人前と麺つゆのセットで370円。高松市や直島町などで発売、石丸製麺販売サイトでも取り扱う。担当者は「香川特産のうどんのおいしさと直島の素晴らしい魅力、両方を味わって」としている。

(四国新聞・2022/04/01掲載)


石丸製麺


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