夏休みを間近に控えた16日、香川県坂出市沙弥島の沙弥海水浴場で海開きが行われた。新型コロナウイルスの影響で、同海水浴場の開設は3年ぶり。初日は関係者による神事が営まれ、シーズン中の安全を祈願した。


水しぶきを上げて海に飛び込む海水浴客=香川県坂出市沙弥島、沙弥海水浴場

水しぶきを上げて海に飛び込む海水浴客=香川県坂出市沙弥島、沙弥海水浴場


 同海水浴場は砂浜の全長が1キロ弱。2006年には環境省から、快適に泳げる海の一つとして「快水浴場百選」に選ばれており、開設が中止されるまでは毎シーズン約2万5千人が訪れていた人気スポット。

 海開きには、有福市長や谷川宇多津町長ら約40人が出席。神事の後、市長は「海開きが行われたことで坂出は夏本番を迎えた。来場者のストレス解消の場になれば」とあいさつした。快晴ではなかったが、中学生や家族連れらが早速海に飛び込み、水しぶきと歓声を上げていた。

 2歳の長女と共に初めて訪れたという高松市国分寺町の小学校教諭(29)は、「海も砂浜もきれい。子どもと一緒になって楽しめた」と喜んでいた。

 今シーズンの開設は8月21日まで。無料のシャワーとトイレがあるほか、約140台分の駐車場(1日500円)を確保している。

(四国新聞・2022/07/17掲載)



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