「感性でアート楽しんで」 丸亀・レオマ 石井竜也さんが作品展 トークショーに200人
香川県丸亀市綾歌町のニューレオマワールド内のオリエンタルトリップで、アーティスト・石井竜也さんのアート作品展が開かれている。イスラム教の礼拝堂「モスク」などを再現したエリアに、石井さんがコンサート中に観客の前で描いた作品や趣向を凝らしたコンサートのセットの一部などを展示。石井さんは「皆さんそれぞれの感性で楽しんで」とアピールしている。
石井さんは、人気バンド米米CLUBのメインボーカルとして知られ、作家としても精力的に活動。コンサート中に即興のアートパフォーマンスを取り入れた「ART NUDE」シリーズなども手がけており、今展では半球型のキャンバスに約40分で絵を描いた2014~16年の作品などを持ち込んだ。
作品展初日の3日には、石井さんが来園し、薬師寺(奈良)や延暦寺(滋賀)などでのコンサートで使ったセットの一部を飾ったスペースでトークショーを開催。約200人のファンらを前に、作品や創作活動への思いを語り、時折笑いも誘いながら、“石井節”を繰り広げた。
トークショー後には報道陣の取材にも応じ、「日本はいい意味でさまざまな文化に毒されている。この場所も本物でないから、ポップな空間に演出できる。自分の音楽とアートで、このつくられた空間をここまで変えられるというのを見せたい」と意欲を示した。
来年2月27日まで。火曜休園。所定の入園料が必要。問い合わせは同園〈0877-86-1071〉。
(四国新聞・2022/11/15掲載)