春の讃岐富士登ろう 山開き、県内外から546人 マウンテンウイーク開始
丸亀、坂出両市にまたがる飯野山(讃岐富士)で22日、山開きとなる「里山まつり」が開かれた。香川県内外から訪れた計546人が3カ所の登山口から思い思いのペースで山頂を目指し、新緑が鮮やかな春の讃岐富士を満喫。両市の菓子店や飲食店、ホテルなどが協賛する恒例の「讃岐富士マウンテンウイーク」もスタートした。
まつりは、飯野山の標高422メートルにちなみ、4月22日を「讃岐富士の日」と定めた2010年から両市観光協会が開催。この日は丸亀市飯野町と飯山町、坂出の3カ所の登山口で記念の缶バッジを限定配布したほか、地域の有志らが各登山口であめや甘酒などの接待を行い、山頂の薬師堂内で護摩祈願もあった。
麓の丸亀市野外活動センター(飯野町)で行われた山開き式では、登山者が僧侶と一緒に道中の安全を祈願。松永丸亀市長は「自宅の窓から気高い讃岐富士を見て育った。多くの人が集まって登ってくれるのは本当にうれしい」とあいさつし、讃岐富士が歌詞に登場する母校・城辰小学校(川西町)の校歌を熱唱した。
マウンテンウイークには13店舗と三つの宿泊施設や中津万象園・丸亀美術館が協賛。飲食店や菓子店が422円の限定メニューを販売したり、宿泊施設は1泊4220円の特別プランを提供したりする。同園は同ウイークのチラシを持参すれば庭園入園料を422円に割り引く。いずれも28日まで。
問い合わせは、丸亀市観光協会0877-22-0331、坂出市観光協会0877-35-8428。
(四国新聞・2023/04/23掲載)