四国にも伝承が残る未確認動物(UMA)の謎に迫る特別企画展「四国のUMAたち」が、香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁の四国水族館で開かれている。老舗オカルト雑誌・月刊ムーとフィギュア制作メーカーの海洋堂がコラボ。暑い夏を涼しくしてくれるミステリアスな企画に注目が集まっている。


カッパのフィギュアなどUMAに関する資料が並ぶ企画展=香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁、四国水族館

カッパのフィギュアなどUMAに関する資料が並ぶ企画展=香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁、四国水族館


 同展は、さまざまな角度から生き物の魅力に触れてもらいたいと、同館が初めて企画。今回はツチノコ、カッパ、人魚の三つのUMAをテーマに取り上げた。
 月刊ムーは、未確認飛行物体(UFO)や古代文明など世界の「怪しいこと」に独自の目線でアプローチしている雑誌。今展では「人魚の骨」や「ツチノコのミイラ」など、過去の記事をパネル化した34枚を展示。海洋堂は初お披露目となる「子連れの八戸双頭人魚」など、23点のフィギュアを出展している。
 会場では、月刊ムーの三上丈晴編集長らによるUMAに関する証言動画も上映している。同館は「UMAは別の生物の見間違えなどとも言われるが、本当にいるかどうかは分からない。会場で日本に伝わるミステリーに挑んでほしい」と来場を呼びかけている。会期は10月31日まで。

(四国新聞・2023/07/18掲載)


四国水族館



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