ジャカランダ鮮やか 坂出・番の州公園
花の美しさから「世界三大花木」の一つといわれるジャカランダが、香川県坂出市の番の州公園で見頃を迎えた。梅雨時を鮮やかに彩る青紫色の花が、来園者の目を楽しませている。
ジャカランダはノウゼンカズラ科の落葉木で、ブラジルやアルゼンチンなどの南米が原産地。カエンボク、ホウオウボクと合わせて世界三大花木と称される。春から初夏にかけて紫色の花を咲かせることから「紫雲木」という和名もある。
同公園では9カ所に計22本を植栽している。管理事務所によると、今年は5月下旬から順次開花が始まり、現在は計14本が花を咲かせている。
今年は春以降の気温が高く、降水量も適度にあったため例年以上に色づきも花付きもよかったそうで、どの木も一つの花房に長さ約3センチの釣り鐘状の花を数十個付けている。見頃は7月上旬まで続く見通し。
管理事務所は「アジサイ園内でも2本の木で開花しており、ジャカランダの共演も楽しんでほしい」と来園を呼びかけている。
(四国新聞・2024/06/27掲載)