五色台エリアにある四国霊場81番札所の白峯寺(香川県坂出市青海町)と82番札所の根香寺(高松市中山町)で11月の6日間、「夜の特別拝観」を実施する。白峯寺では国の重要文化財の客殿(書院)を初めて公開。ライトアップされた荘厳な空間で秋の夜長が楽しめる。

 イベントは地域観光の新コンテンツづくりに向けた官民連携事業として、坂出市観光協会が初めて企画。昨年度、坂出緩衝緑地(同市久米町)で開催した竹明かりによるライトアップイベントを、本年度は歴史的価値が高く、インバウンド(訪日客)の観光需要も見込める四国霊場札所へ会場を移して行う。
 開催するのは11月15~17日と22~24日の週末計6日間。両寺とも参拝時間は通常午後5時までだが、今回のイベント期間中は同6時~同9時を開場する。白峯寺では客殿の公開に加え、国の重文の御成門も初めて開放する。根香寺では県指定文化財の木造五大尊像を10年ぶりに公開する。
 料金は1寺1500円(前売り1400円)、両寺2500円(同2300円、参拝日を変えても可)。小学生以下無料。根香寺は周辺に駐車場がないため、レクザムスタジアム(高松市生島町)からのシャトルバスを利用する。問い合わせは坂出市観光協会、電話0877-35-8428。

(四国新聞・2024/10/12掲載)


一般社団法人 坂出市観光協会


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