栗林公園、紅葉幻想的に 22日から秋のライトアップ
香川県高松市の栗林公園で19日夜、秋のライトアップに向けた試験点灯があった。赤や黄色に色づき始めたカエデやイチョウが柔らかな光に照らされ、夜空を彩った。ライトアップは22日から12月1日までの10日間。
観賞コースとして、東門と北門を出発点に北湖や南湖、日暮亭などを巡る約2・5キロを設定。南湖沿いの「楓岸(ふうがん)」付近では、カエデが頭上に折り重なるように植えられ、見どころの一つになっている。
また、讃岐民芸館では「古民芸館」と「瓦館」の坪庭を初めてライトアップ。白壁には舞い落ちるカエデの映像を投影し、幻想的な雰囲気を演出する。風車と和傘が並ぶ鹿鳴原(ろくめいげん)は、滝の音とともに和の空間を楽しめる。
事前予約制の和船の夜間運航は現時点で予約が埋まっている。期間中は開園時間を午後9時まで延長(入園は同8時半まで)。問い合わせは同公園観光事務所087-833-7411〉。
(四国新聞・2024/11/20掲載)