香川県三豊市豊中町の延命院で真冬に彩りを添えるロウバイが、寒風に負けることなく、愛らしい黄色の花を咲かせ、訪れる人を楽しませている。


光沢のある黄色い花が青空に映えるロウバイ=香川県三豊市豊中町、延命院

光沢のある黄色い花が青空に映えるロウバイ=香川県三豊市豊中町、延命院


 ロウバイは中国原産の落葉樹。直径2センチほどの半透明の丸い花はろうのように光沢があり、独特の甘い香りを放つ。延命院では参道の石段沿いと前庭、裏庭の3カ所に計約120本が植えられ、西讃を代表する名所として知られている。
 今冬は前年に比べ気温が低く推移しているが、開花は例年並み。あと数日で満開を迎え、今月中旬ごろまで見頃が続くという。
 カメラを手に通いつめている丸亀市土器町の河野さんは「これほどのロウバイが見られる場所はなかなかない。青空の下では特にきれいで、昔をしのばせる境内の景色と合って何とも言えない」と話し、盛んにシャッターを切っていた。

(四国新聞・2025/02/02掲載)



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