自分の好きなテーマを自由に表現した出版物「ZINE(ジン)」を集めた「ZINE MART」が16日、香川県丸亀市山北町の城南コミュニティセンターで開かれる。幅広い世代の20組が出店し、内容も建築写真や家族の記録、趣味を掘り下げたものなど多彩。一般書籍とはひと味違う一冊に出合える場になりそうだ。


編集会議で「ZINE MART」の内容を議論する参加者=丸亀市山北町、城南書店街

編集会議で「ZINE MART」の内容を議論する参加者=丸亀市山北町、城南書店街


 イベントを企画したのは、同町にあるシェア型書店「城南書店街」。小分けにした本棚を複数の人が「ショーテンシュ」として管理し、自分の売りたい本や紹介したい本を並べており、代表の藤田一輝さん(33)が「職業や年齢の枠を超え、いろいろな人が集える場所を」と、元倉庫の一角を活用して2023年8月にオープンした。
 現在、本棚の管理者は17歳から70歳までの50人で、職種も建築家、小説家、医師、うどん職人や高校生などとさまざま。今回のイベントは、こうした人たちが本を介して交流を重ねる中で生まれ、昨年10月から定期的に編集会議を開いて準備を進めてきた。
 イベントは正午~午後4時。併せて、城南書店街ではカレーやコーヒーの販売(午後1時~同5時)が行われる。詳細は同書店街インスタグラム〈@jonansyotengai_〉。

(四国新聞・2025/02/15掲載)


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