頭上に飛行機、絶景ブランコ 乳幼児向け新エリアも 綾川・高山航空公園
讃岐平野が一望できる綾川町の絶景スポット・高山航空公園(香川県綾歌郡綾川町東分)内の飛行機広場に、巨大ブランコの遊具が登場した。飛行機が頭上を飛んでいく魅力的なロケーションで、親子連れだけでなく観光客らの人気も集めそうだ。
公園は高さ約280メートルの高地にある。特に同広場は3・3キロほど離れた高松空港を真正面に捉え、飛行機の離着陸を間近に見ることができる。今回、公園の認知度を高め、町内外からの誘客を図る観光施策の一環として、町が遊具「かぜのまんなかブランコ」を整備した。
ブランコは県産ヒノキを使用し、高さ約3メートル、幅約4メートルの支柱に二つのネット状の座面を設置。タイミングによっては利用者と飛行機が一緒に撮影できるフォトスポットにもなる。
また、同広場には乳幼児対象の柵付きエリアも設け、トランポリンのように跳びはねられる遊具と雲をイメージしたソファを設置。同空港に向かう斜面には幅約4メートル、奥行き約2メートルの大型ハンモックなどの遊具を設け、ブランコと共に3月29日に供用を開始した。総事業費は約1千万円。
供用開始に合わせ、4~9月の閉園時間を午後6時から同8時に延長。町は「子どもだけでなく大人も楽しめる公園として、SNS(交流サイト)などで魅力を発信してほしい」としている。
(四国新聞・2025/04/08掲載)