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讃岐陶芸家の技光る逸品ずらり 栗林公園で「やきもの展」
香川県内で活動する陶芸家の作品を展示販売する「讃岐のやきもの展」が2日、香川県高松市の栗林公園商工奨励館で始まった。初日から外国人観光客や愛好家らが大勢訪れ、個性あふれる逸品を買い求めていた。6日まで。
県陶芸協会(伊藤信夫会長)が毎年ゴールデンウイークに開催。55回目となる今回は、県内に窯を構える会員11人が約千点以上を出品している。
会場には普段使いできる小皿や酒器をはじめ、こいのぼりの置き飾りなどがずらり。同協会の創立55周年を記念し、かがわコンテナガーデンの会(高橋弥生会長)とコラボレーションした寄せ植え作品も並び、来場者は手に取ったり作家に質問したりして品定めしていた。
3、4日はろくろなどが体験できる陶芸教室と茶席、5日には会員の酒器で地酒を味わう試飲会(いずれも有料)が開かれる。
観光で訪れた愛知県の会社員女性(24)は「お皿を集めるのが趣味で、おいしいものを並べたくなった」と笑顔。会員のまんのう町の高橋康治さんは「植物や地酒とのコラボで焼き物の広がりを感じてほしい」と来場を呼びかけた。
(四国新聞・2025/05/03掲載)