香川県善通寺市吉原町の出釈迦寺(岡田幸恵住職)は、25日午後1時から4時まで同寺で、浴衣姿でお香作りなどが体験できる「浴衣で過ごす特別な出釈迦寺」を初めて開く。

 同寺は我拝師山の麓にある四国霊場73番札所。弘法大師空海が幼少期、断崖絶壁から身を投じたとの伝説が残るなど、空海とのゆかりが特に深い寺として知られる。
 当日は市内のレンタル着物店による浴衣の貸し出しがあり、着付けレッスンの後、浴衣姿で境内を散策。合香師の手ほどきで香りを調合し、オリジナルの匂い袋作りを体験できる。
 スイーツを楽しみながら岡田住職とのアフタヌーンティーも予定。岡田住職は「境内のアジサイが咲き始める頃。普段お寺に縁のないような人にも、親しんでもらえたら」と話している。事前予約制で定員15人。参加費5千円。申し込み締め切りは16日。問い合わせは出釈迦寺〈0877-63-0073〉。

(四国新聞・2025/05/15掲載)



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