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「アドミルク」家庭でも 東かがわ・安戸池の養殖カキ 24日から直売開始
東かがわ市などは、香川県東かがわ市引田の安戸池で養殖している生食用カキ「ADOMILK(アドミルク)」の直売を24日から土、日、月曜限定で始める。評判を呼んでいる味覚を家庭でも楽しんでもらう。カキ殻をむく用のナイフや軍手などがセットで、価格は12個入り3900円(1日10セット限定)。
アドミルクの養殖は2023年から市や引田漁協、安戸池周辺の施設を運営するソルトレイクひけたなどがタッグを組んで実施している。年中出荷が可能なカキで、今年2月15日からは同池横の食堂「ワーサン亭」で提供を開始し、ゴールデンウイーク期間を除く約3カ月間で1230個を売り上げた。
ワーサン亭には「食べやすい」「濃厚な味わい」などの声が多数寄せられており、一定量の生産数が確保できたことで家庭でも味わってもらおうと直売に踏み切る。「はじめてセット」と銘打って、発泡スチロールの箱にカキと氷を詰め、ナイフや軍手、チラシを同封して提供する。
ソルトレイクひけたの六車庄一所長は「気温が上がり始めるこの時季に身がぷっくりとして、安心して食べられるマガキは全国的にも珍しい。ぜひ多くの人に味わってほしい」と呼びかけている。
直売は午前9時から午後4時までワーサン亭1階のふるさと特産品コーナーで実施。現在、土、日曜のみ行っているワーサン亭での提供は直売開始後も継続する。
(四国新聞・2025/05/23掲載)