香川県仲多度郡まんのう町吉野の国営讃岐まんのう公園で、アジサイが見頃を迎えている。園内の「あじさい苑」(約5500平方メートル)では、約2万本が色とりどりに咲き誇り、来園者の目を楽しませている。見頃は今月いっぱいの見込み。火曜休園。


色とりどりの花をつけているアジサイ=香川県仲多度郡まんのう町吉野、国営讃岐まんのう公園

色とりどりの花をつけているアジサイ=香川県仲多度郡まんのう町吉野、国営讃岐まんのう公園


 同公園によると、早い品種は6月初めごろから咲き始めた。高低差のある花畑では、淡い青色やピンク色のホンアジサイをはじめ、桃色で小ぶりの球形が特徴的なピンクアナベル、大きな白いまりのようなアナベルなど約40品種が、華やかさを競うように花をつけている。農業経営高校(綾川町)の生徒が協力したフォトスポットも設置、鉢植えや花手水(ちょうず)で彩っている。
 来園者は遊歩道を散策しながら、お気に入りの花を見つけては写真を撮ったり花をめでたりしている。高松市の女性(86)は「ここはいつ来てもきれいで、アジサイの種類もたくさんある。毎年楽しみにしている」と笑顔で話した。
 同園は7月6日まで「あじさいまつり」として、和傘を無料で貸し出している。6月21、22日は抹茶や和菓子が楽しめる「あじさい宛野点(のだて)」(大人400円)、28、29日はビニール傘に好きな絵を描く「あじさいパラソルを作ろう」(500円)などを企画している。問い合わせは同園〈0877-79-1700〉。

(四国新聞・2025/06/20掲載)


国営讃岐まんのう公園



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