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はなまるうどん 刷新第1弾 多肥店オープン 初の麺打ち場、ライブ感演出
讃岐うどんチェーン店「はなまるうどん」を全国展開するはなまる(香川県高松市)は、県内の直営5店舗をそれぞれコンセプトの異なる店に刷新する。第1弾として、香川県高松市多肥下町の店舗が2日に新装開店した。ブランド初の“麺打ち場”を店内に設け、粉から製麺した手打ち麺を提供する。
創業25周年に合わせて企画した「おいでまい!さぬきプロジェクト」の一環。同社は2000年5月に同市木太町で創業し、現在全国に418店舗を構える。今年1月に本社を東京都から高松市に移転し、同プロジェクトを始動させた。
新たな店舗名は「手打ちと創造 はなまるうどん 多肥店」。はなまる各店では工場製麺を採用しているが、同店では本場さぬきうどん協同組合の香川隆昭理事長の指導を受けた職人が粉からつくる。ガラス張りの麺打ち場で職人が手打ちし、ライブ感を演出する。
また、各テーブルに設置したタブレット端末から注文する方式を初採用。骨付鳥をイメージした天ぷら、うどんと「綾川そば」の合い盛りなどの限定メニューも用意した。店内の壁画は県内を拠点に活動するイラストレーター、オビカカズミさんが手がけた。
今後も4店舗それぞれに「肉」「酒」「定食」といったコンセプトを設定し、順次リニューアルしていく。前田良博社長は「個性と多様性にあふれた店を巡るという讃岐うどんの魅力を改めて全国に発信したい」と話した。
(四国新聞・2025/07/03掲載)