3月にリニューアルオープンした香川県高松市香南町の「さぬきフラワーガーデン」(県園芸総合センター)で、高さ5メートルのフラワータワーを彩るベゴニアが咲き誇り、来場者を楽しませている。


白や赤、ピンク色の鮮やかなベゴニアの花で彩られた高さ5㍍のフラワータワー=高松市香南町


 さぬきフラワーガーデンは「花と緑に触れ合う憩いと学びの庭」をコンセプトに、新たなにぎわい拠点として同センターをリニューアル。本館前には四季折々の花が楽しめるフラワータワーを設置している。
 5月ごろに春のビオラから約900株のベゴニアに衣替え。現在は直径3センチほどの鮮やかな赤やピンク色などの花をたくさん咲かせており、らせん状にデザインされた花の塔が青空によく映えている。近くにはスマートフォンなどを置いて「自撮り」ができる撮影スタンドもある。夫婦で訪れた多度津町の男性(79)は「すごく色鮮やかな花で、見上げるほどにきれいに咲いている。暑さを忘れて元気をもらった」と喜んでいた。
 ベゴニアは比較的暑さに強い植物とされ、今月中旬まで楽しめそう。ガーデン内ではサルビアやケイトウ、ジニア(百日草)なども見頃を迎えている。同ガーデンの加畑真理さんは「花と触れ合い、安らぎを感じてもらえれば。暑さ対策を十分にして遊びに来てほしい」と話している。

(四国新聞・2025/07/05掲載)



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