映像を投影する「プロジェクションマッピング」と夜景の融合イベント「CITY LIGHT FANTASIA―Kagawa Art Night Viewing―」が9月20日、県庁本館21階の展望室で始まった。夜景をバックに瀬戸内の島々や海を泳ぐ魚などの映像が映し出され、幻想的な光景が楽しめる。11月24日まで。


展望室の窓ガラスなどに映し出された3D映像を見入る人々=県庁


 イベントは、県観光協会と県が夜型観光を推進しようと、瀬戸内国際芸術祭2019秋会期(9月28日~11月4日)などに合わせて企画。インバウンド(訪日外国人客)の来場も見据えており、香川の街並みや名所が浮かび上がる中、ハマチやマダイといった瀬戸内の魚などが泳ぎ回り、海にいるような感覚が味わえるほか、船に乗って島々を巡る「島旅」も楽しめる。アクリルパネルで周りを囲い、立体的に体感できるスペースも設けた。

 上映時間は1回当たり約10分間。午後6時半から同10時まで繰り返し上映する(最終入場は午後9時40分)。入場無料。

 さぬき市から家族5人で訪れた山根潤さん(43)は「小豆島やサンポートなど知っている場所が出てきてきれいだった。この時間に県庁から夜景を楽しめるのも面白い」と話した。

 問い合わせは県観光協会〈087(832)3363〉。

(四国新聞・2019/09/21掲載)



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