香川県が本年度新たに創設した香川県産オリーブ関連商品認証制度の第1弾として、麺類や菓子、化粧品、飲料など104品目が決まった。今後、共通のロゴマークを使った「お墨付き商品」として香川を代表する特産物のブランドイメージの向上を図る。


香川県産オリーブ関連商品の認証ロゴマーク

香川県産オリーブ関連商品の認証ロゴマーク


 認証制度は、既にブランド化し「全国区」となっているオイルや畜産物、海産物に続いて、さまざまなオリーブ商品を一体的にアピールするのが狙い。認証を希望する加工食品や工芸品などを今夏に募集した。

 第1弾では小豆2町をはじめ、高松市や三豊市などの29事業者が手掛けた104品目について、かがわ県産品振興機構が認証した。具体的な品目は、うどんやそうめん、つくだ煮、レトルトパウチ食品、茶や蜂蜜、プリンなどの食品のほか、せっけんなどの化粧品、オリーブ染めの衣類、まな板やスプーンといった食器類など。いずれも県内で栽培したオリーブの果実や葉、樹木などを直接または間接的に使って作っている。

 使用するロゴマークも公募し、長崎県西海市の冨永明日香さん(30)のデザインに決定。オリーブの実や瀬戸内海の島々などを描き、背景はオイルをイメージした黄金色で表現した。

 認証制度の第2弾も本年度中に予定。香川県県産品振興課は「オリーブオイルやオリーブ牛、豚、地鶏など以外にも、さまざまなオリーブ商品が増えている。認証制度で販路開拓と一層のイメージアップにつなげたい」としている。

(四国新聞・2019/10/11掲載)


関連情報