繊細な作品、参拝者魅了 総本山善通寺で仏画展
総本山善通寺(香川県善通寺市、菅智潤法主)の遍照閣で、仏画展が開かれている。総本山善通寺の仏画教室に通う生徒らが丹精込めて描いた作品が展示され、繊細な作風が訪れた参拝者らを楽しませている。3日まで。
仏画展は1994年に始まり、毎年11月3日に総本山善通寺で開かれている「善通寺空海まつり」に合わせ、協賛行事として開催。教室は高松市の山口恵照さん(81)が講師を務め、今回は県内外の生徒が描いた87点を展示している。
会場には、たけだけしい不動明王や柔和な表情の弘法大師空海、五剣山を背景にした七福神などを描いた作品がずらり。和紙や絹などを画材に、日本画用絵の具で細かく彩色されており、来場者は個性的な作品の数々にじっくりと見入っていた。
山口さんは一つの作品を完成させるには1、2年かかるとした上で、「生徒が描いた力作をたくさんの人に見に来てほしい」と話していた。
時間は9:00から16:00まで(最終日は15:00まで)。問い合わせは総本山善通寺、電話0877-62-0111。
(四国新聞・2019/11/2掲載)
総本山善通寺・遍照閣
所在地 | 香川県善通寺市善通寺町3-3-1 |
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開扉時間 | 9:00~16:00(仏画展最終日は15:00まで) |
TEL | 0877-62-0111 |