日本航空は25日、歴史やグルメなど地域の魅力を発信する「新JAPAN PROJECT」で、12月に「香川県」を特集すると発表した。高松市の料理店「郷屋敷」がプロデュースした機内食を国内線ファーストクラスの夕食として提供するほか、機内誌やビデオでの紹介などさまざまなプロモーションを展開する。



 県と日本航空は、2018年から県産ブランド果物「さぬき讃フルーツ」を使った商品の共同開発などで連携、今年8月には包括連携協定を締結し、取り組みを進めてきた。

 今回は、郷屋敷の料理長が監修した3種のメニューを、上旬・中旬・下旬の10日替わりで提供。郷土料理「まんばのけんちゃん」や県産キウイフルーツ「香緑」と野菜の白あえ、しょうゆ豆の天ぷらなど香川ならではの料理が並ぶほか、いずれのメニューにも県のブランド米「おいでまい」や同店が手掛けた「オリーブ牛の讃岐うどん」が付く。茶菓として、かねすえ(高松市)の生サブレ「さんきうい」やシカ(高松市)の「瀬戸内芳醇オレンジケーキ(小丸)」なども味わえる。

 25日に郷屋敷で共同会見が行われ、浜田知事と日本航空の植木義晴会長らが出席。植木会長は「香川にはいろいろな歴史や文化があり、外国人観光客も増えている。新しい魅力を発信していきたい」と話していた。

(四国新聞・2019/11/26掲載)


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