巨大オブジェにチュー目 まんのう、大宮神社 五輪にちなんだ旗も
まんのう町吉野の大宮神社(黒木裕司宮司)の境内に12月30日、来年の干支(えと)「子(ね)」にちなんだ巨大なネズミのオブジェがお目見えした。新年は東京五輪・パラリンピックイヤーとなることから、ネズミは右手に日本を応援する旗を持っており、年の瀬参りに訪れた参拝客らから早くも“チュー”目を浴びている。
恒例となっている干支のオブジェは、初詣客を迎える縁起物として、氏子の有志たちが約20年にわたって制作。今回は氏子総代会の杉上敏憲会長(72)ら5人が12月に入って準備を進めてきた。
オブジェは高さ約3メートル、鼻先から尻尾までは約5メートルの大きさ。竹で作った骨組みの上に稲わらを重ね、表面は境内にある「シュロ」の樹皮で覆っている。ネズミの表情はどこか愛くるしく、尻尾は茅(ち)の輪くぐりのように子どもたちがくぐれるようになっている。
「新年は子年なので子宝に恵まれるような年になれば。120点の出来栄えなので、多くの人に見に来てもらい、幸せな気持ちになってほしい」と黒木宮司。杉上会長は「なんとか元日に間に合った。いよいよオリンピックイヤーを迎えるので、成功を願って作り上げた」とほっとした表情を浮かべた。
オブジェは節分ごろまで設置する予定。境内には氏子がネズミを描いた巨大絵馬(縦約2メートル、横約3メートル)も飾られる。
(四国新聞・2020/01/01掲載)
大宮神社
所在地 | 香川県仲多度郡まんのう町吉野843-1 |
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TEL | 0877-79-1828 |