独特の風合いや色彩「さをり織り」で表現 高松で坂口さん作品展
自閉症のさをり織り作家・坂口由香さん(51)=高松市太田下町=の作品を紹介する個展「坂口由香の世界」が21日、高松市紺屋町の市美術館市民ギャラリーで始まった。会場には感性の赴くままに織り上げた色鮮やかで個性豊かな作品が並び、30年にわたる創作活動の足跡をたどることができる。26日まで。
坂口さんがさをり織りと出合ったのは1990年。以後、多機能型事業所「ミルキーウェイ」(高松市三谷町)で週3日、制作に取り組み、これまで県内外で個展などを開催している。
今回は、50歳を迎えた記念として、初期から現在までに手掛けた作品の中から約500点を展示。映画やドラマの登場人物の衣装をイメージした反物をはじめ、1カ月ほどかけて仕上げた長さ約13メートルの大作、織った布で仕立てた洋服などもあり、来場者は作品ごとに異なる色彩や風合いにじっくりと見入っていた。
開催時間は10:00~16:00(最終日は13:00)。入場無料。
(四国新聞・2020/01/22掲載)
個展「坂口由香の世界」
所在地 | 香川県高松市紺屋町10-4 |
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開催時間 | 10:00~16:00(最終日は13:00) |
休館日 | 月曜日(祝休日の場合は翌日) |
TEL | 087-823-1711 |