うちわ作りと藍染め一緒に 丸亀の店舗兼工房が評判 「日本の伝統発信したい」
丸亀市特産の丸亀うちわ作りと徳島県の伝統工芸の藍染めを体験できる店舗兼工房「旅籠(はたご)屋 Tonbiii(とんび)」が丸亀市西平山町にオープンし、口コミで評判を呼んでいる。うちわや藍染め製品も販売しており、店主の清水雄高さん(33)=丸亀市=は「日本の伝統や丸亀の魅力を発信したい」としている。
金毘羅五街道の一つ丸亀街道の玄関口に建つ「太助灯籠」の近くにあり、清水さんが民家を借りて改装し昨年11月に開店した。
うちわ作りの体験は用意した竹骨に和紙を貼り、藍染めはハンカチや手ぬぐいを染める。両方を体験し、藍染めした布をうちわの竹骨に貼ることもできる。藍染めに関心がある人を中心に、市内外の幅広い年代の人が体験しているという。
店内では、清水さんが手掛けた丸亀うちわや藍染めの布製品に加え、二つを融合させた工芸品を販売。持ち込み品の染色も受け付けており、少し汚れた思い出のある服の依頼が多い。
また、今月中に宿泊施設の営業を始める予定。丸亀藩京極家と同家伝来の名刀「ニッカリ青江脇指(わきざし)」にちなみ、2階に「殿様の間」と「ニッカリ青江の間」を用意し、テーマに合った内装を施した。料金は2200円から(要予約)。
営業時間は10:00~20:00。水曜定休。うちわ作り、藍染め体験も予約が必要で、それぞれ料金は1100円から。問い合わせは旅籠屋 Tonbiii、電話0877-88-8251。
(四国新聞・2020/01/21掲載)
旅籠屋 Tonbiii
所在地 | 香川県丸亀市西平山町231-2 |
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営業時間 | 10:00~20:00 |
定休日 | 水曜日 |
TEL | 0877-88-8251 |