街角にピアノを―。誰でも自由に弾くことができる「ストリートピアノ」が2月8日から、高松市浜ノ町のJR高松駅コンコースにお目見えする。「街角の友だちピアノプロジェクト」と題した取り組みで、ピアノをより身近に感じてもらい、音楽でまちを彩って楽しんでもらう。3月8日まで。

 ストリートピアノは近年、全国の駅や商業施設などで設置が進み、人気を集めている。今回は、高松市などでつくる「MUSIC BLUE TAKAMATSU実行委」が、ヤマハミュージックジャパン(東京)とヤマハピアノサービス(静岡)の協力で初めて実施する。MUSIC BLUE TAKAMATSU実行委はこれまで「高松ミュージックブルーフェス」や「たかまつ大道芸フェスタ」などを開催してきている。

 2月8、9の両日は、カラフルにペイントしたピアノ「LovePiano(ラブピアノ)」が登場する。若きピアニストの葛藤と成長を描いた恩田陸さんの小説「蜜蜂と遠雷」の装丁イラストをデザインしたもので、緑や黄など色鮮やかに塗装が施されている。同色のラブピアノの設置は四国で初めて。10日からは黒いアップライトピアノを設置する。


小説「蜜蜂と遠雷」の装丁イラストをデザインした「LovePiano」


 演奏可能時間は9:00から20:00までで、自由に演奏できる。

 初日の11:00からは、2018年の「高松国際ピアノコンクール」で審議員特別賞を受賞した鉄百合奈さん=高松市出身=がオープニング演奏を披露する。鉄さんは2月8、9の両日に高松市のサンポートホール高松で開かれる高松国際ピアノコンクール連携コンサートにも出演する。

 問い合わせはMUSIC BLUE TAKAMATSU実行委事務局の街角に音楽を@香川、電話087-851-5855。

(四国新聞・2020/01/31掲載)

ストリートピアノ


所在地 香川県高松市浜ノ町1-20 JR高松駅コンコース
開催期間 2/8~3/8
演奏可能時間 9:00~20:00
TEL 087-851-5855(街角に音楽を@香川)


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