新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大する中、中国の格安航空会社(LCC)春秋航空は31日、週5往復している高松―上海線について、2月の1カ月間は週3往復に減便すると発表した。3日から28日までの期間、月曜、金曜の便を運休する。3月以降の対応は未定という。

 春秋航空は四国新聞の取材に対し、「新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を防ぐために減便を決めた。終息したら週5往復に戻したい」としている。

 高松―上海線は2011年7月に週2往復で就航。12年3月から週3往復、14年3月から週4往復、17年1月からは現在の週5往復に増便していた。

 香川県航空振興室によると、高松―上海線の19年4~12月の平均搭乗率は89・4%と好調に推移。しかし、新型コロナウイルスのまん延を受け、中国政府が海外への団体旅行禁止措置を発動するなどした影響で、現在は利用が落ち込んでいるという。

(四国新聞・2020/02/01掲載)


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