県は25日、瀬戸内国際芸術祭の効果を地域の活性化につなげようと、「ART SETOUCHI事業」のうち、チャーター船を使って作品巡りなどを楽しむ「オフィシャルツアー」を閉会期間中も実施すると発表した。次回(2022年)の開催に向けた機運を高めるのも狙い。

 2019年の瀬戸内国際芸術祭で、専属ガイドや島独自の昼食の付いたチャーター船ツアーが好評だったことを受け、実施を決めた。

 集客が見込める春のゴールデンウイークやお盆期間、秋の連休に絞って5コースのツアーを準備する。また、「アート」「イベント」「環境」「食」「教育」などのテーマに応じて島や作品などを巡る「スペシャルツアー」もニーズに合わせて企画・実施する。

 25日の2月定例県議会総務委員会で、岡野朱里子氏(自民県政会・高松)の質問に、佐藤今日子文化芸術局長が答えた。

(四国新聞・2020/02/26掲載)


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